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モゲ散歩

梅雨が終わり急に暑くなってきました。その中で夏休み前の散歩です。今回は東海道の品川宿を散歩しました。品川は目黒川の河口に古代から発達した港町。30余りの寺院もある寺町でもあります。今日は八つ山橋から南に向かって散歩しました。江戸時代に江戸湾で捕獲された巨大な鯨の骨を埋めたという鯨塚、幕末の黒船対策のお台場の跡を巡りました。この辺りは江戸時代海岸線だったところですが、現在は遠くまで埋め立て地が広がっています。暑さに負けないように木陰で休みながら旧東海道を散歩しました。時折古い建物もありますが、商店街はほぼ新しい家が立ち並んでいました。最後に訪れたのは品川の地名にもつながる品川寺(ほんせんじ)へ。ここの入り口には江戸六地蔵の1つのお地蔵様の座像があります。境内に入ると左手に梵鐘があるのですが、幕末パリ万博に出品された後行方不明になり後にジュネーブの美術館に保管されていることが分かったものです。その後返還交渉を行い60年の年月をかけて品川寺に戻ってきたという物語があるものです。
皆さん暑い中ご苦労様でした。

WEB版の桐朋アーカイブズが始まります(予告準備編)

今年度より、学園史資料を広く世に紹介するWEB版「桐朋アーカイブズ」を始めます!

桐朋教育研究所の資料室には古い史資料がたくさん保存されています。その背景として、女子部門の創成期・発展期を支えた歴代校長の木代修一、生江義男、千葉焈の三先生方がいずれも一流の歴史家であり、1948年から1991年の半世紀弱にわたる期間、連続して学園運営を主導すると同時に、学園の教育実践の歩みを保存することに意識的・意欲的に取り組まれたことがあります。戦中から戦後にかけて、山水高等女学校から始まり桐朋女子中・高等学校など各学校の残した多種多様な史資料のうち、公共的価値が高いものについては「桐朋アーカイブズ」として、順次紹介してゆくこととします(学園内情報共有誌「轂」と連携して展開されます)。9月以降、桐朋教育研究所の当HP上にて、アーカイブズ用に特化したコーナーを設置します。それに先立ち、ここに第一弾を紹介することとします。

最初に紹介するのは故千葉焈先生による桐朋会主催の講演録「桐朋教育を創った方たち」(2003年10月18日)です。2006年に桐朋教育研究所が編集し活字化されたパンフレットとして出版、共有されたものです。学園史の沿革をより細部まで掘り下げた貴重な証言記録となっております。今後に向けた準備号としてお読みください。

WEB版「桐朋アーカイブズ」の9月以降の展開に、乞うご期待下さい。(桐朋教育研究所 桐朋アーカイブズ担当)

世界を知る

●国内政治を見ると、岸田内閣の支持率が低下しています。政治資金規正法改正案についての批判勢力の力が大きく影響していると言えるでしょう。また都知事選挙の結果を見ると従来の政党政治では測れない票の動きがみられました。SNSを駆使した選挙戦。若者の選挙に対する考えに変化が生じたのでしょうか。●国際政治を見回した時に大きなうねりのようなものが見えています。欧州議会の議長を務めるオルバン氏がウクライナ・ロシア・中国を訪問してウクライナ紛争を解決する橋渡しをしたいと言う一方で、欧州議会の右派勢力を集めて新会派を作って第3党の地位を築きました。政治力をどのように使うのでしょうか?●イランの大統領に穏健派のペゼシュキアン氏が当選しました。宗教指導者のハメネイ師の戦略がどういうものなのかを考えてみました。●トランプ元大統領の免責特権問題で連邦最高裁がトランプ氏に有利な判断をしました。トランプ氏が共和党の大統領候補になるのは確実ですし現状では大統領に当選する確率は高いです。それに対抗する民主党はどうするのか。バイデン氏で行くのかどうかについて考えてみました。

モゲ散歩

梅雨に入ったとはいえ連日真夏日。熱中症アラートの発令もありそうな中の散歩です。今日は北区防災館を訪問しました。能登半島地震から半年、地震の実体験や負傷者への対応などを起震車体験や煙が充満した中での避難体験、AEDの操作体験などを通じて学びました。
今回の上中里から王子には大蔵省印刷局があったり、渋沢栄一の家や渋沢栄一が信仰した神社などがあります。新紙幣発行で沸くそれらの場所もめぐりました。

世界を知る

●3日に発行された新紙幣。デジタル円に移行することを考えると紙のお金はこれが最後なのでしょうか。●世界で選挙が行われています。イランでは改革派の候補がトップに立ちましたが決戦投票ではどうなるのでしょうか。イギリスの選挙では労働党が過半数を確保したので政権が変わります。フランスの議会選挙も国民連合がリードしていますがマクロン大統領の保守連合と左派連合が統一候補にすることで対抗しようとしています。●日本株が上昇していますがその原因と今後の見通しについて考えてみました。●旧優生保護法についての最高裁の判断が出ましたが、非人道的な処置はその後も行われてる実情について触れました。●日米地位協定と沖縄の婦女暴行事件について、日本政府の対応と今後について考えました。●能登半島地震から半年。遅々として進まない復興の状況を考えました。高齢化した地方都市の復興問題はそう簡単に解決できるものではなさそうです。●H3型ロケットの打ち上げが成功して宇宙ビジネスに参加できるかが問題になっています。同時に宇宙デブリの問題にも目を向けました。●ロシアのウクライナ侵攻についてその和平に向けた姿勢、戦争の方法、徴兵の方法などの問題点を考えてみました。

世界を知る

今週は世界で様々なことがありました。●イランの大統領選挙の投票が行われます。急進派の候補と穏健派の候補、いずれが大統領になるのか。それによって世界情勢も変わることになるとは思います。●アメリカで大統領選挙の2人の候補者の討論会がありました。トランプ氏の圧倒的な言動力はバイデン氏を上回ったと感じるものです。ただファクトチェックではトランプ氏の不正確な内容や思い込みが80%に達すると出ていたのですが、内容よりもパワーで押し切ったという感じです。これでアメリカの分断はさらに深まることになるのでしょうか。●円安が進んでいます。物価はその影響でどんどん上昇するばかり。なぜそうなったかを考えてみました。●アフリカのジンバブエ、マダガスカル、ナイジェリアについての番組を取上げて考えてみました。児童労働や女性差別の問題、本当は豊かな国なのに一部に富が独占されていることから原油を抜き取るゲリラが横行する状況などをみて、世界が前を向いてしっかり進んでいかなければならないと実感したのです。●安部派の金庫番の裁判の途中経過を見ながら、政倫審での発言との違いを見てみました。政治家が誰のために仕事をしているのか、しっかりと考えていく必要があります。

モゲ散歩

梅雨入りが発表されてからの散歩の日ですが、雨は大丈夫のようでかえって暑くなってしまいました。今日は王子の駅からスタートです。飛鳥山公園は7月から登場する新紙幣の渋沢栄一のこともあって多くの人が出ていました。近くには重要文化財の醸造研究所の建物があります。そこには公園もあって気持ちの良いところでした。このあたりには中国式の楼門のある正受院、近藤勇の菩提寺の寿徳院という寺があります。共に大きくはありませんが存在感のあるお寺でした。また近くには古墳も散在しているようで、その古墳の上に作られた神社なども見ものでした。王子には戦前陸軍基地(現在は陸上自衛隊)があり、それに関連する遺構も見られました。最後に近藤勇が斬首された板橋宿の供養塔を見学して今日の散歩は終わりました。

世界を知る

昨日は「世界難民の日」でした。ほぼ日本の人口と同じ数の難民が存在し、紛争の拡大でさらに増加している状況を知ってもらいました。●都知事選挙が公示されました。56人もの立候補者がいる。この人たちすべてが都知事として仕事をしたいと考えて立候補したのだろうか? 政治に関心を持ってほしいという党首がいましたが本当でしょうか?我々がしっかり考えて投票行動をしないとダメだと思いました。●ガザ情勢は先が見えません。UNICEFは子どもの戦争と位置付けました。死者の40%以上が子どもであること。重度栄養失調や手足に障害者のある子どもの数が異常に多い中、戦後の復興を見据えるためにも早く戦争を終わらせて欲しいものです。●ウクライナ情勢を考えながらロシアの外交姿勢をチェックしてみました。ロシアが考えていることを誰が受け入れられるのか? 武器を得るために北朝鮮に行ってにこやかに会談する様に心が痛みます。

世界を知る

●新型コロナウイルスの新変異種が広がり始め、感染者が増加傾向にあります。それ以上に劇症型溶連菌による感染者の増加が心配です。●アメリカの宇宙ロケットが2種類相次いで打ち上げられました。アメリカはアルテミス計画実行に大きな手ごたえを得たようです。●ガザ情勢は緊迫の度を上げています。和平案を提案した国連安保理と支持を謳ったG7、しかし双方の主張がなかなか埋まらない中で一刻も早く平和になることを願うばかりです。●入管法改正案が施行されました。推定無罪という基本的な考えが難民に生かされていないという事を例を挙げながら説明させていただきました。日本の難民認定数の少なさは他国と比較できないほど低いのは何故なのでしょうか。●EU議会選挙で極右勢力が議席を伸ばしています。これがウクライナ情勢にどう影響するのか?プーチン大統領が進めるBRICSの枠組みとの対比をしながら考えてみました。

モゲ散歩

今日の散歩は高円寺界隈です。駅の近くには高円寺の名の由来になった高円寺があります。すぐ近くの神社は日本で唯一の気象神社があります。祭神は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)。天岩戸を開けることに貢献した人です。南に歩くと緑道がありますが昔桃園川が流れていた所で橋の跡が見られます。この一帯は高円寺寺町と呼ばれて多くの寺院があります。多くは江戸市内にあったものですが明治以降にここに移ってきたということです。真盛寺という立派なお寺があるのですが三井家の菩提寺になっています。この界隈で最大級のお寺が妙法寺。17世紀にはこの地に開山したといわれる古刹です。最後に訪れた慶安寺には「解体新書」を訳した前野良沢のお墓がありました。

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