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桐朋選書

学校長、教員、生徒による作品を選書として出版しています

受験一辺倒の教育、学業成績のみが幅を利かせる教育に対して、若者たちが学校不信を募らせていた60年代。生江義男校長が打ち出した、教師と生徒との間をつなぐ媒体としての「言霊」の価値を見直し、多様化する進路に合わせて体制を整える「対話の教育」の一環として誕生したのが『桐朋選書』です。

第1冊『対話の精神』は、桐朋女子高校のある学年が学年活動の一環として行った講演会の中から、幸田文、金田一京助、ジャン・ハウズ、神戸照子、和歌森太郎、安岡章太郎、杉村春子、西山松之助、生江義男の諸氏の講演を収録しました。

その後、生江義男の人脈から、務台理作、江戸英雄、田中一松、千田是也、斎藤英雄、浅野建二、伊藤桂一、山口瞳、扇谷正造の各氏と生江義男の対談や、校長談話、教職員の活字による自画像、生徒の作文賞など、さまざまな桐朋選書が刊行されています。これらの書からは、対話による交流がいかに人を謙虚にし、成長させるか、教師と生徒という個人と個人の対話を教育の土台にしようとする教育理念が如実に伝わってくることでしょう。

あすを語る おはよう生徒諸君 対話の精神

桐の華

『桐の華』は、中学三年生、高校二年生を対象に毎年行われている作文コンクール「桐華賞」の受賞作品を掲載している選書です。「桐華賞」は、中学三年生が「ある日のできごと」、高校二年生が「このごろ思うこと」というテーマで夏休みに作文を書き、それが学内・学外の審査を経て創立記念日の11月20日に表彰されます。『桐の華』は過去の作品を伝えようと、第一席から第三席までの受賞作品を掲載する選書で、その第5集にあたる本書は平成3年に行われた第26回から平成7年に行われた第30回までの作品を掲載しています。中学生の描写力のすばらしさ、高校生の洞察力の深さは時を超えて読むものに感動を与えてくれます。

研究所所報

研究所所報

教育研究に関して、長い年月を費やしてグループやチームで研究して来た成果を、研究所の企画に限らず発表する場として用意したのが『研究所所報』です。

昭和37年に第一号を発刊後、現在第十六号まで続いています。

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桐朋教育研究所
〒182-8510 東京都調布市若葉町1-41-1 / TEL : 03-3300-2119