教育研究所とは

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所長あいさつ

「勉強しろよ」
今野淳一所長

 桐朋教育研究所のルーツは、その前身である「桐朋女子学園教育相談所」に遡る。相談所が開設されたのは、1957年4月のこと。新制桐朋女子中高として10年経過し、私学の一員として日本の教育に寄与したい、教室の中だけの学校教育から脱皮するきっかけとして開設されたと、記録に残っている。その1年後、1958年に桐朋教育研究所に衣更えした。研究所設立の意図の一つに「各種研究会の立案・企画」が掲げられている。「部外公私の各研究所と提携し切磋しつつ、ひろく内外の教育科学の進歩に寄与する」ことが、目的に挙げられている。以来60年以上にわたり、活動を継続している。学内での研修会の企画・運営や、研究紀要の発行、機関誌の発行、そして在校生の保護者だけでなく一般の方も対象にした生涯教育の場を提供している。
 表題の「勉強しろよ」とは、本学園の礎を築いた元校長、生江義男(なまえ よしお)が教員に対して口癖のように言っていた言葉である。自分の研究テーマを持ち、勉強を続けなさい、その姿勢を生徒は敏感に感じ取る、この先生は何か違うぞと感じ取る、そんな意味を込めての言葉である。研究テーマは何であってもいい。気になったことを放置せず、追究すること。教員だけでなく多くの人に、各自が興味あることを追究して欲しい。本研究所もその追究のきっかけの一端を担おうと、旗を掲げている。
 知が増えることは楽しみである。多くの方と楽しみを共有したい。本ホームページがきっかけになって更に多くの方が当研究所を訪ねてくださり、講座を受講し、互いに知を増やしたい。そんな機会になることを期待している。

桐朋教育研究所
所長 今野淳一

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桐朋教育研究所
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