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世界を知る

  • 教養・スキルアップ

西日本では梅雨明けが発表されました。以上に短い今年の梅雨。様々な所に影響が及んでいます。外来危険植物のバイカルハナウドという雑草が北海道で発見されたということが話題になっています。自民党は派閥問題や都議会選挙での大敗なども話題になっています。今、子どもたちの間で視力の低下が問題になっています。教育にタブレットパソコンが導入されたこととスマホなどを小さいころから長い間見ているというのが原因ではないかといわれています。またパソコン利用が多くなったことで紙の辞書をひくことが減少し結果五十音順という事が分からなくなっているという報告がありました。教科書を読めない子どもたちが増えているという問題も提起されています。アメリカがイランに直接攻撃を仕掛けました。攻撃までに交渉などが行われ、少し余裕があるかと思ったのですが極秘にアメリカ本土から直接B2爆撃機が飛来しランカーバスター14発を投下しました。これによってイラン・イスラエルの12日間戦争が停戦することになるとトランプ大統領が宣言しました。なぜこのような結果になったかを考えてみました。表面的には一方的に攻撃されているイランですが、イランを支援しようとする国が現れてこないのは何故なのかも考えました。そしてトランプ大統領、ネタニヤフ首相、ハメネイ最高指導者との関係で、各部のやり取りを通じて停戦までの動きをまとめてみました。まだ濃縮ウランが存在するのかどうかで、今後武力攻撃があるかどうかが変わって来るものと思われます。今回の攻撃が国際的に認められるものなのかについても国連憲章を基に考えてみました。アメリカが主張する自衛権という事も考えてみましたが「まやかしの正義」ではないかと考えました。あまりに強引にここまで持ってきたとしか言いようがないのではないでしょうか。この攻撃はロシアのウクライナ侵攻や中国の台湾侵攻にも影響を与えてしまうのではという感じがします。アメリカ国内ではニューヨーク市の市長選挙の予備選挙が行われています。現在民主党の1位はまだ若い左派の人物です。今後どうなっていくのでしょか。

とにかく目まぐるしく動く世界情勢です。それぞれの動きや考え方、見方など情報源によって大きく異なってきます。これをしっかりととらえて考えて行動することが求められているのだと実感しています。

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