講座だより

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講座だより

桐朋講座の活動の様子やイベントなどを、折にふれてお伝えします。
実施した講座内容のご紹介などもあります。

講座だより一覧

世界を知る

2023年年明け最初の講義です。前回から1か月の間に様々なことが起こりました。その中からいくつかのトピックを取り上げて解説しました。今一番問題になっているのは日本の新型コロナ感染です。世界一の状況で死者がこの1か月半で1万人近くを記録しました。またゼロコロナ政策を終了した中国。新しい変異株の出現など問題がたくさんあります。安保関連法案の閣議決定、原子力政策の変更、新しい資本主義と子育て支援。矢継ぎ早に出される政策を1つ1つ考えて見ました。さらにアメリカの下院議長がなかなか決まらない中でのアメリカの立ち位置も100年前と比較してみました。いろいろなことが起きた時に我々はどんなことを考える必要があるのでしょうか。難しい問題ですね。

西洋美術史の旅

ピサロ「キャベツの選別」

     

風景画で知られるピサロですが、ドガと交流して人物画に凝った時期もありました。

そのモデルの多くは平凡な農夫/農婦たち。見つめる視線がとてもやさしいのです。

でも私の視線はおのずとキャベツへ。野菜大好き!なんです。

(隔週火曜午後「西洋美術史の旅」)

モゲ散歩

今回は南武線の稲城長沼から南多摩までの散歩です。駅前にはガンダムの大きなフィギュアが3つ立っています。ガンダムのメカニックデザイナーである大河原邦夫さんがこの地にお住いという事で町おこしの一環なのだそうです。また、ここは川崎街道が通っているのですが、その旧道沿いにある旧跡を巡りました。延喜式に登場する神社が2つ。青渭神社と大麻止乃豆乃天神社という所です。大麻止乃豆乃天神社は「おおまとのつのてんじんしゃ」と読みます。森閑とした場所にあるお宮でした。最後に大丸城跡に行きましたが、中世のかなり大きなお城なのですが誰が築城したのかがいまだに不明というお城でした。現在は稲城図書館が建っています。

世界を知る

新型コロナの感染者が増加する中、中国ではゼロコロナ政策を緩和しました。その大きなギャップの中で大きく揺れている中国は今後どうなっていくのでしょうか。この一週間の話題。日本の民間月着陸船の打ち上げが成功し4月の月面着陸を目指しています。宇宙ビジネスが本格化している証拠です。南米ペルーでは現役大統領が反逆罪で投獄され反発する国民のデモが広がり邦人観光客が足止めされています。またウクライナ侵攻、北朝鮮のミサイル実験で日本の国防費問題が大きなうねりとなっています。今後の日本は、世界はどのようになっていくのでしょうか? 

激動の2022年も残すところ少なくなりました。様々な出来事を見てきましたが、来年はどのような年になるのでしょうか? 心休まる1年になる事を祈って今年最後の講座を終わります。

世界を知る

残念ながらBEST16で敗退したサッカーワールドカップの余韻が残る時です。でも世界はどんどん動いています。新型コロナの影響は大きい物があります。中国でのゼロコロナ政策の変更もありました。保育園の暴行事件もありました。保育士の労働環境のひどさに目を見張ったものです。短期間で成立した被害者救済法。まだまだ十分ではないですが第一歩を踏み出すことは出来ました。海外ではアメリカのトランプ元大統領の動きについて、新たな段階に入ったウクライナ情勢について話題にしました・

モゲ散歩

秋の深まりを感じる季節になりました。紅葉が美しいという時期に紅葉狩りをかねての散歩になりました。今回は京王堀之内から南大沢までです。京王堀之内には河谷を流れる小川を改修した散歩道があります。上流にある長池から流れる水を利用しています。紅や黄色に色付いた木々を眺めながら歩きました。途中には中世の武家の女性が薬師仏を抱いて身投げをした伝説の長池を巡り、その薬師仏を祀る薬師堂にお参りしました。広大な長池公園は多摩丘陵の名残を残す山林に囲まれたところです。ここにある大橋は四谷見附橋を移築したアーチ橋で素晴らしいものでした。

西洋美術史の旅

ピサロ「セント・トーマス島の海岸で話をする二人の女」

計8回開かれた印象派展のすべてに出品した唯一の画家ピサロ。

カリブ海のセント・トーマス島(当時デンマーク領)の生まれで、早くから絵を描くことが得意でした。この絵に描かれているのは黒人の女性ですが、カリブ海の島になぜアフリカ系の人がいるのでしょうか?当講座では絵だけでなく、世界史の勉強もします。

(隔週火曜午後「西洋美術史の旅」)

モゲ散歩

今回は多摩ニュータウンを散策しました。イギリスの田園都市から発展した日本型のニュータウンです。車と人を分離した道路作りを通りながら広大な住宅地を実感しました。その先にある多摩丘陵の西端に昭和18年頃陸軍が製作した戦車のテストをしたところが遊歩道として残っています。そこを歩きました。そして関東地方で珍しい縄文時代の環状置き石遺跡を見学しました。祭祀関連施設か死者の埋葬施設と考えられる日本版ストーンサークルです。あまり知られていないところでしたが興味深かった所でした。

世界を知る

サッカーワールドカップ予選突破で湧き上がる日本ですが、世界では様々なことが起きています。

新型コロナ問題もなかなか先が見えません。感染症の分類を2類相当から5類へ変更する検討に入りました。でも5つの分類がどうなっているのか知らない人も多いのではないでしょうか。ゼロコロナ政策で揺れる中国の問題も変化が出始めたようです。同性婚裁判の判決もありました。様々な価値観をしっかり見つめ直すなど考えることが多いです。何時まで続くのか心配なのがウクライナ情勢です。ロシアの立ち位置がどうなっていくのか。寒さに耐えているウクライナの人たちもこれからが正念場でしょう。早く終わって欲しいというのが願いです。

世界を知る

サッカーワールドカップで沸くドーハです。新聞やテレビはそれで持ち切り。反面、施設建設で犠牲になった人やLGBTに関して問題になっている。そんな話題を含めて塩野義の新型コロナワクチンや治療薬の話、旧統一教会がらみの宗教法人の話、日本の月探査機OMOTENASHIの話などをしたあと、COP27が終了して問題になったことを考えました。フィリピンやインドネシアの海面下で生活する人たちの話もしました。

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