講座だより
桐朋講座の活動の様子やイベントなどを、折にふれてお伝えします。
実施した講座内容のご紹介などもあります。
講座だより一覧
モゲ散歩
今回は武蔵溝の口から久地まで歩きました。先日の大山街道とは違う、二ケ領用水沿いを歩きました。最初に訪れたのは宗隆寺。昨年あたりから注目されているお寺です。ヤクルトの村上選手の名前と同じという事でお守りや朱印をもらう方が来ているというお寺です。このお寺の裏には古墳があるのですが宅地開発で見る影もありません。そこから二ケ領用水沿いを歩くと久地円筒分水という所に着きます。ここは昭和15年、新しく開削された新横瀬川と交差するにあたってサイホンの原理を利用して新横瀬川の下を潜る水路を作り、また下流の地域に同じ量の農業用水を分けるための仕組みを作ったところです。国の有形文化財になっている所です。ここから多摩川の宇那根の渡し跡まで歩きました。
世界を知る
先週の土曜日に岸田首相の襲撃事件が発生しました。政治に対する不信感が原因とは言われていますが本人が黙秘を続けている中で真相はまだ不明です。しかし一歩間違えれば多数の犠牲者が出てもおかしくない状況だったことは確かです。日本の安全神話が音を立てて崩れていくように思いました。世界では中国を抜いてインドの人口が世界一になるというニュースが流れました。これに付随して中国の性比のアンバランスが問題になり地方での人身売買が表面化してきているという問題も上げられました。新型コロナの第九波が来るかということもあり、なかなか安心できる状況にはないことも分かった一週間でした。
モゲ散歩
今日が最初の講座でした。今回は散歩とは違った視点で講座内容を行いました。それは「地名を知る」というものです。日本の地名は100万以上あるといわれます。その地名には成り立ちの歴史や様々なものがあります。それを解き明かそうと考えて今回の講座を設定しました。地名という玉手箱を開けてみると様々なことがわかってきます。由来を考えたりするのも楽しいものだと思いました。
世界を知る
2023年度最初の授業でした。前回から1か月、その間に様々なことがありました。それをすべて網羅することは出来ませんのでいくつかに絞って今日の内容にしました。アメリカで起こっている問題。トランプ元大統領の訴追からアメリカの分断を考え、そして機密漏洩事件がもたらす問題を考えました。北朝鮮のミサイル実験とその対応の方法。自衛隊のヘリコプター事故の話。そして時間をかけたのはチャットGPTの事でした。便利な反面大きな問題も抱えているものなので、実際に使ってみた結果などを踏まえてお話ししました。
モゲ散歩
今回は半期に1回の遠出の散歩です。3年前の新型コロナが始まった時に予定していたもので見送りになったものが3年ぶりにやることが出来ました。長谷駅から鎌倉駅までのコースです。長谷寺、高徳院、銭洗弁天などを回り寿福寺、鶴岡八幡宮、頼朝の墓を巡りました。昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台になったところ。かなり混雑していたのですが春の陽気に恵まれた良い散歩でした。
世界を知る
ウクライナ侵攻から1年が経ち終息の見込みが立たない中どうなるのだろうという思いが強いのですが、様々な文献などを総合すると短くて1年、長くて10年という予想があり、2030年代まで続くというのはあまりにひどいという思いがします。しかしグローバルサウスの台頭で多極化が進む中、ロシアを支持する勢力が増えていることも事実なのでしょう。国内に目を転じると「エホバの証人の2世」救済のための弁護士会が立ったということや、H3型ロケットの打ち上げ失敗の話題があります。だいち3号という観測衛星を無くした日本、今後の災害対策などに大きな支障をきたすことでしょう。これからの宇宙ビジネスにも大きな失点になってしまいました。日本に頑張って欲しいと思うだけです。
西洋美術史の旅
ドガに心酔し、彼や印象派の絵を祖国アメリカにもたらしたメアリー・カサット。
彼女自身も、完全な「男社会」だった当時の画壇と格闘しながら、女性ならではの感性を溢れ出させて、やさしい絵を描き続けました。
ドガとは一線を越えることなく独身を貫き、晩年は健康を害して絵筆を置きましたが、
女性の権利拡大のために尽くすなど、時代と闘い続けた女性でした。
いまや「女流作家/画家」という言葉自体が、時代遅れになりつつあります。
(隔週火曜午後「西洋美術史の旅」)
モゲ散歩
今回は大山街道を散歩します。大山街道は現在の国道246号線です。江戸城赤坂御門から丹沢山系の大山までをつなぐ道として江戸時代に作られました。二子から溝口までは宿場があったところです。ここには古い家並みが残っています。岡本太郎の母である岡本かな子の実家もあり、二子神社には岡本かの子碑と岡本太郎の彫刻が展示されています。また国木田独歩もこのあたりを舞台にした作品を残しています。そんな芸術関係も含めたいろいろなポイントを散策します。
世界を知る
ウクライナ侵攻が始まって2年目に突入してしまいました。戦線は膠着状態です。ウクライナ側はロシア国内に向けてのドローン攻撃を始めたようですし、歩兵が越境して攻撃する場面もあったようです。東部戦線ではNATO供与の戦車が登場したともいわれます。だんだん戦争の様相が変化してきたようにも思います。プーチン大統領の主張は相変わらず大国ロシアを守るための正義の行動であるとしています。非日常の戦争が日常になってしまったウクライナ。国内での経済的な影響を感じさせないロシア。今後どのようになっていくのかが心配です。今日はそのロシア側についてを話題にしました。
モゲ散歩
多摩丘陵を巡る散歩もどんどん南下しています。今回は稲田堤です。京王線と南武線が交差する場所です。ここも鎌倉時代以前から多くの人が住み着いていたようです。長松寺というお寺がある所の地名が南北浦耕地延命場です。このことから延命山長松寺になっています。この地名は源頼朝が善光寺参りをした時にここに立ち寄り、幕府の命令を伝えるために演命場という建物を作ったことからと伝えられています。地名のでき方を学びましたし、源頼朝がここを通ったことにも驚きました。その頃から伝わる獅子舞が奉納される薬師堂にも行きました。そして、川と川が交差するという珍しい場所も見学しました。