講座だより

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講座だより

桐朋講座の活動の様子やイベントなどを、折にふれてお伝えします。
実施した講座内容のご紹介などもあります。

講座だより一覧

モゲ散歩

今回は半期に1回の遠出の散歩です。3年前の新型コロナが始まった時に予定していたもので見送りになったものが3年ぶりにやることが出来ました。長谷駅から鎌倉駅までのコースです。長谷寺、高徳院、銭洗弁天などを回り寿福寺、鶴岡八幡宮、頼朝の墓を巡りました。昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台になったところ。かなり混雑していたのですが春の陽気に恵まれた良い散歩でした。

世界を知る

ウクライナ侵攻から1年が経ち終息の見込みが立たない中どうなるのだろうという思いが強いのですが、様々な文献などを総合すると短くて1年、長くて10年という予想があり、2030年代まで続くというのはあまりにひどいという思いがします。しかしグローバルサウスの台頭で多極化が進む中、ロシアを支持する勢力が増えていることも事実なのでしょう。国内に目を転じると「エホバの証人の2世」救済のための弁護士会が立ったということや、H3型ロケットの打ち上げ失敗の話題があります。だいち3号という観測衛星を無くした日本、今後の災害対策などに大きな支障をきたすことでしょう。これからの宇宙ビジネスにも大きな失点になってしまいました。日本に頑張って欲しいと思うだけです。

西洋美術史の旅

メアリー・カサット「母と子」

ドガに心酔し、彼や印象派の絵を祖国アメリカにもたらしたメアリー・カサット。

彼女自身も、完全な「男社会」だった当時の画壇と格闘しながら、女性ならではの感性を溢れ出させて、やさしい絵を描き続けました。

ドガとは一線を越えることなく独身を貫き、晩年は健康を害して絵筆を置きましたが、

女性の権利拡大のために尽くすなど、時代と闘い続けた女性でした。

いまや「女流作家/画家」という言葉自体が、時代遅れになりつつあります。

(隔週火曜午後「西洋美術史の旅」)

モゲ散歩

今回は大山街道を散歩します。大山街道は現在の国道246号線です。江戸城赤坂御門から丹沢山系の大山までをつなぐ道として江戸時代に作られました。二子から溝口までは宿場があったところです。ここには古い家並みが残っています。岡本太郎の母である岡本かな子の実家もあり、二子神社には岡本かの子碑と岡本太郎の彫刻が展示されています。また国木田独歩もこのあたりを舞台にした作品を残しています。そんな芸術関係も含めたいろいろなポイントを散策します。

世界を知る

ウクライナ侵攻が始まって2年目に突入してしまいました。戦線は膠着状態です。ウクライナ側はロシア国内に向けてのドローン攻撃を始めたようですし、歩兵が越境して攻撃する場面もあったようです。東部戦線ではNATO供与の戦車が登場したともいわれます。だんだん戦争の様相が変化してきたようにも思います。プーチン大統領の主張は相変わらず大国ロシアを守るための正義の行動であるとしています。非日常の戦争が日常になってしまったウクライナ。国内での経済的な影響を感じさせないロシア。今後どのようになっていくのかが心配です。今日はそのロシア側についてを話題にしました。

モゲ散歩

多摩丘陵を巡る散歩もどんどん南下しています。今回は稲田堤です。京王線と南武線が交差する場所です。ここも鎌倉時代以前から多くの人が住み着いていたようです。長松寺というお寺がある所の地名が南北浦耕地延命場です。このことから延命山長松寺になっています。この地名は源頼朝が善光寺参りをした時にここに立ち寄り、幕府の命令を伝えるために演命場という建物を作ったことからと伝えられています。地名のでき方を学びましたし、源頼朝がここを通ったことにも驚きました。その頃から伝わる獅子舞が奉納される薬師堂にも行きました。そして、川と川が交差するという珍しい場所も見学しました。

世界を知る

新型コロナの感染者が激減する中、その呼称が変更されることになりました。どのような名前になるのでしょうか?3年以上も苦しめられた感染症であるがゆえに関心度は高いのではないでしょうか。日銀の新しい総裁に経済学の専門家が就任しそうです。アベノミクスをどうソフトランディングさせるのかその手腕を期待したいのですが、一方で国債発行残高が1000兆円を超えたという報道。この状況をどう改革していくのでしょうか。臓器移植に関すするNPO法人が摘発されましたが、臓器移植に後れを取っている日本の現状も考えて見ました。モルドバのクーデター計画や中国の気球問題と国際的にも話題が絶えません。そんな中で恐竜の声帯の化石が発見されたニュースに心が和みました。どんな鳴き声だったのでしょうか? これからが楽しみです。

モゲ散歩

最近の散歩は稲城を中心とした多摩丘陵の東部分を散歩しています。ここは中世の城跡が並んでいる所です。今回も小沢城跡がありました。鎌倉街道に関係して多くの武人たちが活動をしていた跡なのでしょう。その麓には東京の名水に登録されている湧水があります。今回も伺ったがった時にペットボトルを大量に携えて水を汲みに来た方とお話をしました。「この水で炊事全般を行っているが父の代からズーっと来ているのでこの水がないと困ります」と話されていました。戦隊もののロケ地にもなる大量の無縁墓が並ぶところがあったりで興味深い散歩でした。

西洋美術史の旅

ドガ「アブサン」

互いに相手にも、自分にも、そして人生にも疲れ果ててしまったように見える二人。

そこからは楽しそうな会話は、一切聞こえてきません。

女性の前に置かれた綺麗なお酒がアブサン。

19世紀当時は幻覚をひきおこす作用もあった危険なお酒で、やがて禁止されたほどです。

(現在飲まれているものはもちろん安全ですが、度数は高いです。ご注意を!)

都会人の孤独と絶望を切り取ってみせた、ドガの名作です。

(隔週火曜午後「西洋美術史の旅」)

世界を知る

10年に一度の寒波に見舞われた日本列島。各地で交通手段の被害が多発しました。そんな話もしながら今日の講座が進みました。依然として死者数が減らない新型コロナ。政府は大型連休明けには感染症の分類をインフルエンザと同じにしてマスクの着用も個人判断にという方向です。安心して生活できるのでしょうか。首相の所信表明を聴いて日本の将来を実感できるだろうかという事も考えて見ました。ウクライナ問題では戦い方が一歩進んで戦車の投入が決まり、いつになったら平和な世界に戻れるのだろう。その中で傷つき死んでいく人の何と多い事か。何とか平和になって欲しいと願うばかりです。

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