講座だより

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桐朋講座の活動の様子やイベントなどを、折にふれてお伝えします。
実施した講座内容のご紹介などもあります。

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世界を知る

この一カ月にフィリピンに上陸した台風は5つ。大きな被害をもたらしています。海面水温の上昇が原因と云われています。そういった温暖化を止めるために毎年開かれるCOP(国連気候変動枠組条約締約国会議)。今年は29回目ですが首脳の出席が少なく、代表の離脱も見られます。快適な宇宙船地球号の維持のために全ての人々が協力しなくてはならないのに・・・。政治面でも色々な動きがありました。第103代総理大臣に石破茂氏が就任しましたが先行きを見通すのは難しい状態です。次期アメリカ大統領トランプ氏も新しい閣僚を次々に発表しています。トランプ氏の考え方を全面的に支持する彼ら。議会の承認を得なければなりませんが、上下院とも共和党が過半数を占める中で止める手立てはないように思えます。北朝鮮兵がウクライナ侵攻で実戦に投入されました。この派兵は今後世界で発生する戦闘に大きな影響を与えるものです。どのような結果になるのかが心配です。同様に戦闘が止まらないイスラエルとハマスやヒズボラとの問題は解決の道が見えてきません。アメリカ大統領が代わるなかでその先行きはさらに不透明となっています。

モゲ散歩

今日の散歩は秋らしい優しい陽の光の下で行うことが出来ました。上中里駅からスタートです。ここは江戸時代日光街道が通ってたところです。この街道沿いに徳川家縁の神社仏閣がいくつもあります。三代将軍家光の病気平癒を願って建立された平塚神社とその別当となった城官寺、五代将軍の母桂昌院が参詣した無量寺、正岡子規が静かな所に墓を建てたという大龍寺、病気平癒を願って山門の外に建つ石造りの仁王像に赤い紙を貼る風習が今でも残る東覚寺といろいろな見どころがあります。山門や屋根瓦に葵の紋が見られる所も多くありました。今日の一番の見どころは旧古河庭園です。明治時代の元勲陸奥宗光の西ヶ原別邸を古河財閥が購入し迎賓館に仕立てたところです。建物はジョサイア・コンドルの設計した石造りの洋館と洋風庭園、一段下がったとこ心字池を中心にした和風庭園があります。洋風庭園では秋バラが見ごろでした。

世界を知る



先日ウクライナの西隣のモルドバで大統領選挙とEU加盟の是非を決める国民投票が行われました。僅差ではありましたがEU加盟の賛成派が上回りましたが、親EU路線を進める現大統領が過半巣を取れず決選投票になりました。その結果が今週出たのですがたのですが、現大統領の再選が決まりました。ロシアの選挙介入が話題になった選挙でもありました。福島第一原発二号機から3gの燃料デブリが取り出されました。現在1~3号機には880tものデブリが存在するのですが、これを取り出して廃炉にしなくてはならないのです。取り出すまでに8兆円かかるという事でした。2051年をめどに終了したいとしているのですが、人類が経験したことのない技術開発をする必要もあり、まだまだ先は長い挑戦になります。アメリカ大統領選挙はトランプ氏の圧勝で終わりました。同時に行われた上下議院選挙でも共和党が勝利しています。トランプ氏にとって2期目になる大統領職。アメリカファーストの政治をすることで、世界に与える影響はどうなるのでしょうか? 自分の意見に反対するものを排除する一方で、云う事を聞く者だけで政権運営をしていくと何でも正義になってしまう、そんな恐れを感じるのですが、皆さんはどうお考えでしょうか?



モゲ散歩

前期にも訪れた王子。今は渋沢栄一ブームで飛鳥山公園は多くの人でにぎわっています。少し秋らしくなった中での散歩になりました。この地に流れ出す石神井川に沿って作られている散歩道を歩きます。源頼朝が東北出兵の時に布陣したと言われている所や紅葉で有名な寺院を拝観しました。明治から太平洋戦争まで日本陸軍の武器工場があった王子はその遺跡が残っています。その横に古墳時代の石室も残っていました。王子と言えば「王子の狐」というのが明治時代の落語で有名になりましたが、その舞台となった王子稲荷を訪問。近くには王子七滝で現存する滝のある公園もあります。最後に王子神社に参拝して今日の散歩は終わりました。

世界を知る

モルドバのEU加盟の是非についての国民投票、日本の衆議院議員選挙、アメリカの大統領選挙とさまざまな選挙が行われています。モルドバの国民投票は親EUの現職大統領が再選されるかの大統領選挙も行われています。ロシアが選挙に介入したといわれ緊張が高まっています。ロシアはウクライナ侵攻に何とか目途を立てたいとか考えています。不足する兵力を北朝鮮から得るという事も行っているようです。長引く侵攻に世界は効果的な対応が取れていません。2日後の衆議院議員選挙は裏金問題で自民党が大幅に議席を失う可能性が高まっています。今後の日本の政治を左右するこの選挙、結果はどうなるのでしょうか? 10日後にアメリカ大統領選挙も行われます。ハリス副大統領が民主党の候補になった時には大きなうねりが来たように思いましたが、黒人女性がガラスの天井を打ち破って大統領になれるのでしょうか? 現状ではかなり厳しい結果になりそうです。

モゲ散歩

今日は後期最初の会でした。まずは後期に散歩を予定している所を説明したあと。先日観た映画等の話題を少しお話してから地名の話に入りました。日本の古来からの歴史の中で地名を氏名が生まれてきた経緯をお話しするというのが今日のメインでした。古事記と日本書紀の話から氏姓制度、二字佳名(にじかめい)の詔から生まれた好字令という命令で地名も氏名も二字で構成されているという話をしました。また国の名前を付ける時に都に近い方を前とか↑という字を当てているという話で、越の国(日本海側の東北地方)を分割して国を作った時に越前、越中、越後という国名になったというような話をしました。地名の成り立ちを考えると興味深いことがたくさんあります。この続きはまたの機会に行います。

世界を知る

後期最初の授業になります。映画の紹介から始めました。今アメリカで注目されているシビル・ウォーという映画です。アメリカが分断されて南北戦争のような内戦が起きるというもの。大統領選挙の結果アメリカはどのような国になるのでしょうか?●地球温暖化の進む中アマゾンでは渇水が、サハラ砂漠では洪水が、ベーリング海では100億匹のカニが死滅という話。●北朝鮮が先鋭化しているアジアで、中国も台湾周辺で軍事演習を行うなど、なにか胸騒ぎがするような状況です。●イスラエルはガザ攻撃だけではなくレバノンにも侵攻しました。彼らがなぜそこまでするのかを考えました。●同じく長引くウクライナ侵攻。ロシアは様々な手段を使って継戦していますがかなり苦しい部分も生じています。そんな現状を見て見ました。

世界を知る

●オリンピックが終了したフランスでは政権運営での首相選任に対して国民がデモで対抗しています。第一勢力の左派から首相を選任しなかったことに対する不満です。●ベラルーシで拘束された日本人に関する新しい情報がもたらされました。●現在問題になっているマイクロ・プラスティックが人間の脳にたまっているという研究成果がありました。脳重量の0.5%。どのような影響があるのかは不明とのこと。●ガザ情勢についてはポリオワクチンの接種の停戦がありながらイスラエルの攻撃がやまず多くの犠牲者が出ています。最近の攻撃では国連職員6名が命を落としました。出口のない状況です。●同じくウクライナについてもロシア領内への攻撃がなされていますがここにきてロシア側の反撃が始まりました。エスカレートするウクライナ情勢。これも出口が見えません。●今週行われたアメリカ大統領候補討論会。民主党大会後はハリス旋風が起こましたが具体的な政策を出さないためにトランプ氏に支持が戻ってきている中での討論会でした。事前に十分準備をしたハリス氏の攻勢にトランプ氏があらぬことを口走ったりしました。結果的にはハリス氏側の有利という感じで終了しました。11月5日の投票日に向けて郵便投票も始まっています。アメリカ社会のミソジニーという女性蔑視の考え、白人優先の考えをどう乗り越えられるか見ものです。

モゲ散歩

夏休み後の最初の散歩です。今日も真夏日という条件の中での散歩になりました。今回は久しぶりに多摩地域に行きました。京王線の北野駅から山田駅の間を歩きました。ここは鎌倉街道・川越街道が南北に通っている所になります。その要衝の地に片倉城・慈眼寺・八幡神社などが集中しています。特に片倉城は北条氏輝がここから小田原攻めを終えた武田信玄軍を討つために出陣した城になります。現在でも空堀などの遺構が残っています。城の最下段部には現在でも湧水が出ておりこの暑さのなかでも冷たい水でした。周囲のお寺も神社も立派な構えをしており、今でも多くの人に支えられているのだと思いました。最後に近くにある磯沼牧場を訪れ牛の飼育されている所を見学して併設のミルクショップでソフトクリームをいただきました。

世界を知る

今年の夏も大変暑かったと思います。様々な出来事もあって全てを説明することが出来ないので、今回はいくつかに絞ってお話ししました。最初にミャンマーやドイツの状況についてお話ししたり兵庫県で見つかった新種の恐竜や真鍮泥で書かれた古文書の話をしました。●台風10号の発生の仕組みと地球温暖化についてを説明しました。日本の南側の太平洋の海水面温度が高くなっている事と偏西風が北に追いやられていることなどを説明しました。●日本のインテリジェンス問題としてベラルーシで拘束された日本人についてのことにふれ、日本の情報組織にどのようなものがあるのかを知っていただき、今回の問題がどのような影響をもたらすかを考えてみました。●11月に行われるアメリカ大統領選挙はハリス副大統領とトランプ元大統領の一騎打ちになるようですが、現在はその支持率は拮抗しています。日本ではハリス氏の有利を報道しているがアメリカ国内ではどうなるか分からず、実際の方針を打ち出しているトランプ元大統領の方が有利という状況もお話ししました。

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