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世界を知る

  • 教養・スキルアップ

花粉症の方には大変きつい時期になってしまいました。でも花の綺麗な春はすぐそこに来ています。今日の講座の最初はSNSで話題になっているSANAE TOKENという仮想通貨を取上げました。国民の声を拾い上げる為に作ったというプラットフォームの上で付与される仮想通貨が、高市首相の肝いりなのではないかとバズったものでした。首相側は関係を否定しましたが、こういう事が直ぐにできてしまうのが現代社会なのだと実感しました。東京高等裁判所で旧統一教会の解散命令が確定しました。教会側は即刻最高裁に特別抗告をしましたが、宗教法人ではなくなり資産の清算を行う作業が始まることになりました。韓国の本部に数千億円が送られたという資金問題をどれだけ切り崩すことが出来るのでしょうか。原子力発電で廃棄された核燃料の最終処分場を探していますが、今回政府が南鳥島を指定して文献調査に入ることになりそうです。今までは北海道などの3つの自治体が名乗りを上げていますが、国が指定する事は違った方針になるのではないかと考えました。民間宇宙ベンチャーのカイロス3号発射が延期を切り返し5日に発射されましたが失敗に終わりました。民間企業が年間30回の打ち上げを目指そうとする小型ロケットですが、先行きに不安が残りました。ウクライナ和平の先が見えて来ません。アメリカのイラン攻撃でさらに難しくなりました。その隙を狙うようにロシアの攻撃が激化しています。トランプ大統領が報道に対しての介入を続けています。ワーナーブラザーズという映画会社の買収問題に横やりを入れてトランプ大統領と親しい人が社長をする企業が買収しました。ワーナーブラザーズの傘下にはリベラルな姿勢で報道するCNNがあります。トランプ大統領を批判することも多い報道を行うこところですが、今後それを続けることが出来るのでしょうか。パキスタンとアフガニスタンの間に全面戦争の危機が迫っています。パキスタンで破壊活動をするタリバン勢力をアフガニスタンが保護しているとして、パキスタンがカブールを爆撃したりして対立が表面化しています。トルコなどが仲介して停戦したこともあったのですが、今は無視されています。5日に中国で全国人民代表大会が始まりました。冒頭の発言で注目するべきことは3月に訪中するトランプ大統領を意識してアメリカの批判は見られなかったこと。経済成長率を低めに設定したこと。軍事費が過去最大の伸び率で増加したことです。経済立て直しを図る中で軍事費の増加には不気味さを感じます。●先週の土曜日に始まったアメリカとイスラエルによるイラン攻撃の出口が見えません。アメリカはイランの核問題で話し合いを続けて来ましたが、その内容が不十分だとしてイランの政権交代を見据えての攻撃に踏み切りました。そこにはイスラエルの周到に考えられたイランに対する野望があったのではないかと言われています。攻撃をするかどうかの事前の調査では予測不能な部分があると言われたのですが、トランプ大統領は攻撃することを選択したと言われています。攻撃の初期段階ではイランの最高指導者ハメネイ師も殺害し、軍の高官も数多く死亡したと言います。この攻撃を受けてイランも反撃に転じ、イスラエル国内や中東にあるアメリカ軍基地、湾岸諸国の石油施設などにミサイルやドローンを使って破壊しています。アメリカはイラン国内へのミサイルやドローン攻撃を続けており、公海上を航行していたイラン海軍の艦艇を潜水艦が撃沈する等止まるところを知りません。イランはホルムズ海峡を通過する艦船には攻撃すると発表して、事実上の封鎖状態になっています。戦闘の影響によってアジアとヨーロッパやアフリカを結ぶ航空路は、停止されたり減便されたりして多くの旅行者が足止めを食っています。また石油や液化天然ガスの輸出も滞ることになり価格が急上昇しています。この戦いが長引けば世界経済は大きな影響を受けることになるでしょう。トランプ大統領の考えるイラン攻撃の出口はどのようなものなのでしょうか。トランプ大統領は反体制派のデモが数多く発生したことを受けて、内部から変革する勢力が出ることを期待しましたが、うまくいかないと見ると、ベネズエラ侵攻のように現体制を維持しながら親アメリカ対応するような政権の出現を期待するようになっています。空爆だけで政権を倒すことが出来ないと見ると、地上軍の派遣も示唆しています。今回の攻撃に対してはアメリカ国内でも批判する人もいましたが、上院でイラン攻撃を中止するという議案は否決されました。ヨーロッパ諸国も批判する国は居ますがイランの反撃に対して厳しい対応をしている国が多いように思います。戦争によって失われるものの大きさをしっかり考えて欲しいと考えました。6日の朝の報道でイラン側がアメリカにディールを申し出たというものがありました。今後の動向が注目されます。

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