世界を知る
- 教養・スキルアップ
世界的に有名なルーブル美術館の強盗事件は逮捕者が7人になっていますが、いまだに盗品は見つかっていません。警備が不十分だったところを狙った国際的な犯罪組織ではないかといわれていますが、今後の展開はどうなるのか。アメリカではタイレノール問題が裁判に発展しました。ケネディー厚生長官も自閉症との因果関係ははっきりしないと言いながら妊婦の使用に注意を促しています。アフリカのスーダンの内戦がかなり拡大しているといいます。反政府軍が政府軍に攻勢をかけ多くの一般人を殺害しているとも言います。世界各地で広がる戦争を止めるためには国連の働きを強化する必要があるのでしょう。その国連はウクライナ紛争でロシアの一般人に対する行為を人道的な戦争犯罪であると判定しました。そのロシアは原子力を使った兵器2種の実験に成功したと発表しました。ロシアに対する圧力を跳ねかえそうとしているのでしょうか。その国連では代表である事務総長選挙が来年に行われます。今回は中南米から選出される流れの様ですがアメリカが異議を唱えています。安保理の常任理事国の承認が必要なので大きな問題になるかも知れません。地球温暖化問題を議論するCOP30が開催されますが、現状のCO2排出量が減っては来ているが不十分であるという報告が出ました。●ガザの停戦が始まって3週間が経ちましたがイスラエルは停戦協定違反を理由に何回もガザ地区を攻撃し多くの犠牲者を出しています。ハマスは協定違反だと反発しています。そのハマスは戦後のパレスチナ地域の統治方法を表明しそこにハマスの存在を示しています。イスラエルはハマス殲滅が目標ですから歩み寄ることが出来るのでしょうか。そんな中ヨルダン川西岸地域をイスラエルに併合しようとする動きもあり、アメリカも警戒しています。●参議院議員選挙の時に宮城県で起きた村井知事と参政党の神谷氏との論争から発展した宮城県知事選挙が行われました。結果は村井知事の再選となりましたがかなりの接戦となりました。参政党は今後他の自治体の首長選挙にも参戦すると明言しています。SNSを利用した選挙活動の効果の高さが今回も目立ったと言えるでしょう。●安部元首相銃撃事件の裁判が始まりました。公判前整理手続きに時間がかかり、公判の数も異例の多さになっています。元首相が殺害された事件をどのように審判するのかに注目が集まっています。旧統一教会とのかかわりの中で鬱屈して行った被告人の状況をどのように判断するのかに注目が集まっています。●高市内閣が誕生し、国会での所信表明が終わってすぐにASEANの会議に出かけ、帰国して日米首脳会談、間髪入れずにAPECで韓国を訪問し日韓・日中首脳会談を行うなど忙しい政治日程をこなしています。中でも日米首脳会談ではトランプ大統領と親密な関係をアピールしていました。高市首相は、今後女性首相に対する期待を背負って物価対策や防衛問題など様々な課題に取り組んでいくことになります。コメ不足で大きく動いた今年、小泉農水相の備蓄米放出から増産という流れを見直す方向へかじ取りをしています。政治が社会に大きく影響を与えるわけですから、政権が変わるごとに変化する政策を国民はどう判断すればよいのでしょうか。●トランプ大統領もアジア各国を回りながら様々な国のトップと会談し大きな成果を得たと公言しています。カンボジアとタイの国境紛争終結の場に登場して和平への橋渡しをしたと笑顔で成果を語りました。日本や韓国からは多額のアメリカ投資を受けられることが決まりました。習近平氏との会談でも10点満点で12点であると成果を高く評価しました。しかし、国内では様々な問題が山積しています。今回のアジア歴訪のお土産をアメリカ国民がどのように判断するかも今後見ていく必要があります。

