講座だより

TOP > 桐朋講座・イベント > 講座だより > 世界を知る

世界を知る

  • 教養・スキルアップ

今日の講座が前期最終の講座となりました。この半年トランプ大統領関連のニュースの割合が余りにも多くなってしまったという特徴があります。それだけ世界に様々な影響を与えているのだと考えました。
昨日届いた詐欺メールから入りました。10月1日の国勢調査を語ったメールでした。公的な機関を名乗る詐欺メールの1つだと思います。先週受講者の方が自動心臓マッサージ機の話題を提供していただいたのでそれを調べてみました。AEDによる救命率の上昇がありますが、さらに確実にするための補助用具の様です。先日の大雨で水没した地下駐車場の事を触れました。200代以上の車が被害にあったという事で、毎日のように起きる大雨の被害の拡大に驚きです。岩国のアメリカ軍基地に地上発射型の中距離ミサイルが配備されたというニュースです。先日の中国の軍事パレードで公開された中距離ミサイルの対抗するものなのだとのこと。平和な社会構築の難しさを感じるものでした。●中国とイスラエルの自国の領土の問題を考えました。中国は世界では認められていない自国領のスカボロー礁を自然保護区に指定し近寄る船を排除しているという話題。イスラエルも3000年前に神から約束された土地を自国の領土にするという壮大な思惑。世界全体が認めていないのに自分たちの主張を全面に押し出して対立関係を生んでしまう。こんな勝手なことがまかり通ってしまう事の恐ろしさを感じました。●先日北京で行われた抗日戦争勝利80周年記念パレードに参加した習近平、プーチン、金正恩の関係を見直してみました。中でも金正恩は12歳と言われる娘金主愛を同行しました。北朝鮮の支配体制の根幹ある金家、後継者問題につなげようとしているのではないかという憶測を検証してみました。●アメリカに関連するニュースは本当にたくさんあるので一つ一つ取上げるのは大変なことだと思います。麻薬運搬船をまた攻撃したというニュース。コロンビアとの対立が気になります。トランプ大統領が訪英しました。国賓として2回目という特別待遇での訪問です。イギリスは自国の産業育成と行き詰っているウクライナ問題を前進させる為に行われたのではないかと言われています。トランプ大統領は就任時から利下げを公言していましたがとうとうFRBが利下げを行いました。トランプ大統領が希望した1%には届きませんが0.25%の利下げです。この影響がどうなるのかを考えてみました。日本にも大きな影響が出そうです。先週暗殺された保守活動家の事件を機に国内での対立が鮮明になりそうです。ワシントンでの追悼大会やヴァンス副大統領の左翼テロ徹底掃討という宣言には違和感を感じます。今までこのような事件があれば沈静化させるように大統領が主導してきた流れとは大きく異なっていて、更なる分断を煽っているといるのではないかと思います。そういったトランプ大統領に抗議をする人たちもいるのですが、トランプ大統領には何の影響も与えていないのが現状です。今アメリカ国内で問題になっているのはCDC(疾病予防管理センター)にまつわるものです。トランプ大統領もケネディー厚生長官もCDCに対しての不信感が強いのですが、国内でのワクチン接種の停止を指示したり、効能が疑われるビタミン剤の投与を薦めたり、ワクチンが自閉症を招くと言った考え方は、今まで国民の健康を守ってきたCDCの役割低下を招いています。研究者や職員の大量解雇は今後の医師たちの診療にも大きな影響を与えるのではないかと懸念されています。CDCの長官を罷免したこともそうですが、トランプ大統領の意にそぐわない人は排除されるという事が多く見られます。訴訟に進むものもあるのですが最高裁はトランプ大統領が選んだ判事が2/3を占めているので正当な判断は期待できないかも知れません。

最上部へ

桐朋教育研究所
〒182-8510 東京都調布市若葉町1-41-1 / TEL : 03-3300-2119