世界を知る
- 教養・スキルアップ
暑い夏休みを終えて最初の講座です。今日は台風の影響で風雨が強い状況でした。
今日の講座は今朝発表された日米関税交渉の結果と、アフガニスタンの地震、リスボンのケーブルカー事故から始めました。色々と話したいことはあるのですが時間の制約があるので深くは触れられませんでした。●今夏は明治以来の統計上で最高値を更新したという暑さでした。日本周辺の海水温が高くなっていることも原因の一つです。しかし去年との違いがあるのが北海道東部に冷水が流れ込んでいることです。これによってさんまの水揚げ量が伸びているという事が分かりました。●石破首相の責任問題から総裁選挙の開催が話題になっています。衆参両議院議員選挙と都議会議員選挙での敗戦が理由です。来週の月曜日には総裁選を行うかどうかの判断が出されます。しかし、国民はこれを見てどう感じているのでしょうか?●3日に北京で抗日戦勝記念日の軍事パレードが行われました。このパレードには26か国の首脳が出席しましたが、注目はプーチン大統領と金正恩氏です。習近平氏との3人の写真が世界中に発信され、アメリカを軸とした体制と対峙する強い勢力が存在するというアピールになっていました。アメリカ軍を凌駕する最新兵器も登場して中国の兵器売り込みの姿勢も見えました。中露、中朝、露朝首脳の会談でお互いが緊密に連携することが確かめられたようです。今後の国際情勢の中でどのような影響が出てくるのでしょうか。夏休みの最中に行われた米露首脳会談によってウクライナ侵攻の停戦が実現するのかが話題になっています。トランプ大統領は8月中にはロシア・ウクライナの首脳会談が行われ停戦に進むだろうと考えていたようですが、現時点で何の進展もありません。ロシアはその後もウクライナへの攻撃の手を緩めておらず、和平への道のりが見えてこないというのが現状です。●イスラエルのガザ地区への攻撃に対して様々な機関がいろいろな認定をしています。この攻撃がジェノサイドであるとする判断、ガザの飢饉は人災である、今のパレスチナは飢餓状態であるというようなものですが、イスラエル側は飢餓については実際には起きていない、我々にはそれを証明する証拠があると反論したりして受け入れようとはしていません。さらに占領地を広げようと予備役を招集しながら戦線拡大をしています。トランプ大統領がアメリカ主導のガザ地区のリゾート地区建設計画も明らかになりました。飢えに苦しんでいる避難民の人たちに寄り添った方向になぜ向かわないのか考えてしまいます。●トランプ大統領が就任して半年以上になりました。この間にトランプ大統領が行っている政策を振り返ってみると、トランプ大統領の専制化が見えてくるように思えます。チーム名や会社のロゴにまで口出しをしています。また関税だけでなく、ワクチン政策や金利政策などにも自分の考えを実行しない人は解任して行くという方法を取っています。国際法上でも問題になるような行為もあり問題が山積しているように思うのですが。