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世界を知る

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日本はゴールデンウィークで多くの人たちが楽しんだという報道がされていましたが、世界では様々なことが起こっていました。インドとパキスタンの紛争が拡大の様相を見せています。この二国は核兵器をたくさん所持しているので、まさかとは思いますが核兵器の使用などが起きないように願うばかりですが。フランシスコ教皇の後継者が誕生しました。カトリック教会内での改革派と保守派との対立が表面化している中で誰が後継者になるかが話題になりました。その結果4回目の投票でフランシスコ教皇路線を引き継ぐ改革派のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が新教皇レオ14世になりました。様々な問題をどう解決していくかが見どころです。ロシアとウクライナの問題に関しては9日の戦勝記念パレードにあわせて習近平首席がモスクワを訪問しプーチン大統領と会談しました。プーチン大統領は戦勝記念日に合わせて一方的に3日間の停戦を宣言しました。しかしその間にもウクライナへの攻撃は続いています。トランプ大統領は無条件で30日間の停戦を提案し恒久和平への一歩を踏み出すべきだと話しました。そのトランプ大統領が起こした旋風が世界に吹き荒れています。ドイツ首相選挙やルーマニア大統領選挙ではトランプ旋風がプラスへ、カナダ総選挙やオーストラリア総選挙ではマイナスの影響を与えました。今後他の地域にどのような影響が及ぶのでしょうか? 今アメリカ関連のニュースでトランプ大統領の政策を記者団に発表するレビット報道官が目立ちます。ブロンドの白人女性がトランプ大統領を支えています。DEIを批判するトランプ大統領に対してなぜ彼女たちが支えるのか。アメリカの中で変化する保守派の人たちの姿から考えてみました。特に若い白人の人たちが何故保守化しているのかを考えた時にMAGAという考えがなぜ生まれてきたのかを考える鍵があるように思います。そのことから関連付けるとポピュリズム旋風が吹き荒れる世界はなぜそうなっているのかを知る手掛かりになるのではないかと考えました。

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