モゲ散歩
- 教養・スキルアップ
2025年度最初の授業です。今回は学校の教室での座学という事になりました。今回は地名についてお話しするという趣旨でスタートしました。地名は人間が生活してく中で自分の居場所や目的地を示す語が地名になっていったと言えます。その中で人間が集団として居住する最小単位をムラと呼ぶようになっていきます。そこで他の集団との区別をするために固有の名前を付けていきます。それが地名です。時代が過ぎていくとそれぞれの集団が大きくなっていきます。その最小の単位を「村」とします。その村が次第に規模を拡大していくと町になります。この時の町は田畑の畔道が領域の区切りになります。「町」という字の成り立ちがそこにあります。時代が進むと物を作る職人たちが現れきます。その職人を含む人口が居住することになるとその領域は徐々に拡大して大きな街が形成されます。この「街」の字の成り立ちは大きな街にはたくさんの十字路があるからちうことになります。こうやって街といわれるところはどんどん大きくなっていきました。そこに固有の名前を付けていくのが地名です。様々な難読地名も現れてきます。この地名が明治になると市町村合併で姿を消していきます。今までは地名からその地域の暮らしや歴史がわかるような所もあったのですが、市町村合併でカタカナ文字の地名の登場など大きな変化が起きています。