モゲ散歩
- 教養・スキルアップ
今年最後の散歩です。好天に恵まれ青空の下での散歩になりました。今回は副都心線の千川駅からスタートです。この辺りは前回の散歩でも巡りましたが明治の終わり終わりごろから多くのアトリエが存在しました。その中の中村峯孝のアトリエ跡に作られた彫刻公園を見ました。中村峯孝・蔣親子のブロンズ像がありました。江戸時代、江戸の町は八百八町あったと言われていますがそれぞれの町に講があったと言われます。念仏講とか富士講がそれにあたりますが、この周辺には富士講の中心になる神社が2つありました。一つは長崎浅間神社、もう一つは池袋氷川神社です。それぞれに立派な富士塚があります。特に長崎富士塚は国の有形民俗文化財に指定されています。江戸時代中頃に作られたもので、江戸から見た富士山の形に似せて作ったと伝えられています。高さ8m直径20mにもなる塚で表面は富士山の溶岩で覆われ多くの石碑が立ち並んでいました。池袋富士塚は2回りほど小さいものでしたが同様にたくさんの石碑がありました。また熊野町熊野神社またの名をくまくま神社という古くからの神社もありました。道端には庚申塔や地蔵尊がいたるところにありましたが、都市開発が進み高層マンションや首都高の高架で往時を偲ぶのも難しい感じがしました。その間を谷端川遊歩道(今は暗渠になっています。下流部は小石川という名にかわります)があり、そこを歩きながら歴史を学びました。