講座だより
桐朋講座の活動の様子やイベントなどを、折にふれてお伝えします。
実施した講座内容のご紹介などもあります。
講座だより一覧
世界を知る
今アメリカ西海岸で発生している山火事は規模も大きく被害額も9兆円を超えると言われています。セレブの住む地域が被害にあっており被害額が多くなっています。原因は不明ですが、気候変動の影響で冬に雨が降りやすいはずなのに乾燥してしまったのが大きなポイントになっています。多様化の時代と言われている中でクリスマスカードを例にお話ししました。アメリカで民主党はキリスト教の祭であるクリスマスを祝うカードは使わずHAPPY HOLIDAYを使っていました。しかし、トランプ氏がこれから我々はクリスマスカードを使いますよとSNSに投稿したのです。宗教観の薄いといわれる日本社会でどう映ったのでしょうか。今、日本は最大級の寒波がやってきています。日本海側は気候災害に見舞われています。地球温暖化がもたらす一面です。世界における日本経済の地位低下が顕著になっている現状を考えてみました。トランプ大統領の登場でどのような変化がおきるのでしょうか。新年を迎えた海外の状況を見ながら政変の起きたシリアや韓国戒厳令などの状況を考えたりしました。
トランプ大統領が就任する今月ですが、アメリカで様々な問題が生じてます。元旦に相次いだテロ事件、バイデン大統領の日本製鉄のUSスチール買収阻止問題、急速に影響力を増すイーロン・マスク氏問題、トランプ大統領のトリプルレッドの政権運営に問題はないのか、トランプ氏の発言の数々も取り上げました。テクノ・リバタリアニズムという新しい言葉も取り上げました。最新技術主導の自由社会の構築です。SNSやAIによって様々な価値観が生まれそれを使って社会が構築されていく。それによって民主主義がゆがめられてしまうという可能性を考えました。
モゲ散歩
今年最後の散歩です。好天に恵まれ青空の下での散歩になりました。今回は副都心線の千川駅からスタートです。この辺りは前回の散歩でも巡りましたが明治の終わり終わりごろから多くのアトリエが存在しました。その中の中村峯孝のアトリエ跡に作られた彫刻公園を見ました。中村峯孝・蔣親子のブロンズ像がありました。江戸時代、江戸の町は八百八町あったと言われていますがそれぞれの町に講があったと言われます。念仏講とか富士講がそれにあたりますが、この周辺には富士講の中心になる神社が2つありました。一つは長崎浅間神社、もう一つは池袋氷川神社です。それぞれに立派な富士塚があります。特に長崎富士塚は国の有形民俗文化財に指定されています。江戸時代中頃に作られたもので、江戸から見た富士山の形に似せて作ったと伝えられています。高さ8m直径20mにもなる塚で表面は富士山の溶岩で覆われ多くの石碑が立ち並んでいました。池袋富士塚は2回りほど小さいものでしたが同様にたくさんの石碑がありました。また熊野町熊野神社またの名をくまくま神社という古くからの神社もありました。道端には庚申塔や地蔵尊がいたるところにありましたが、都市開発が進み高層マンションや首都高の高架で往時を偲ぶのも難しい感じがしました。その間を谷端川遊歩道(今は暗渠になっています。下流部は小石川という名にかわります)があり、そこを歩きながら歴史を学びました。
世界を知る
モスクワでロシア軍の高官が暗殺されるという事件が起きました。ウクライナ侵攻から3年。今後どう収束していくかが心配です。闇バイトの低年齢化が止まりません。その捜査方法にも新たな方法が導入されそうです。日産とホンダが提携を模索というニュースは世界の自動車業界の問題点を突いていると言えるのではないでしょうか。ここに来て政治倫理審査会が開かれています。なぜ今なのか? 新しい事実が出てくるのかが期待されましたが異口同音のように自分は知りませんでしたという回答ばかりで、国民として納得の行くものではないように感じました。シリアでアサド政権が倒れて10日が経とうとしています。独裁政権の問題が明るみに出てきました。新生シリアは平和な国になって行くのでしょうか? 先週も考えた民主主義についてもう少し深く考えてみました。国民の声を平等に聞いて生かしていくことを求められる民主主義。しかし、世界各地で起こる紛争から逃れる人々を受け入れることによる地元民との確執が排斥につながっていく。情報の得方にもフィルターバブルが起きてしまうと民主主義の根幹を揺るがす動きが出来てしまうのでしょう。皆が争うことなく平和に暮らしていける社会を作るにはどうしたら良いのでしょうか。
世界を知る
今年の冬は突然やってきた感じがします。長い夏の後一瞬の秋、そして本格的な冬が始まった感があります。JPCZという冬版の線状降水帯による大雪について考えました。被団協のノーベル平和賞受賞式がありました。核兵器使用をちらつかせる大国に対して抑止力になって欲しいものです。先週話題にした韓国の政治の混乱はまだまだ続いています。尹大統領が自分の考えは間違っていないと言っています。兵庫県知事選挙について東京ではわからないことについて触れました。強権的な政治を行っていたシリアのアサド政権がアッという間に崩壊してしまいました。その結果民主的な国家が出来るかは予断できません。600万人を数える国外避難者が帰る土地はあるのか?圧政しか知らない子どもたちのケアも大切なポイントです。現在世界で進行している民主主義を脅かすような様々なことについて考えてみました。当たり前のように民主主義を信じている私たちです。国際刑事裁判所の赤根所長の言葉の「法の支配の死」は重い指摘です。完全な民主主義の国は全体の1/8強、専制主義の国が全体の1/3強にもなります。日本は29位でギリギリ完全な民主主義のグループに入っています。でも世界はどんどん専制主義に変わりつつあることも事実なので、しっかりと考えて行動する必要があります。
モゲ散歩
急に寒くなるという予報の中での今日の散歩でした。きれいな青空の下、風もおだやかで太陽の暖かさを感じながら歩きました。先ずは立教大学近くの羽黒神社からです。江戸時代、伊勢参りを表参りとして、もう一つの信仰のお参り場所が出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)でした。これを裏参りと言っていました。その信仰につながる羽黒神社です。次に赤門を持つ金剛院へ。赤門のいわれは、江戸時代この寺の近くで相次いで起きた大火で焼け出された人たちを境内に集めて救済したことで多くの村民から感謝されたという事を知った将軍が、褒賞として門を赤く塗る事を許したという由緒あるものです。近くの長崎神社では大きな銀杏の木も素晴らしくお宮参りの幼子もいてほっこりする時間を過ごしました。この長崎といわれる地には昭和初期にアトリエ村がいくつも作られました。多くの芸術家がここで生活しながら作品を作ったと言われています。現在はこの地で活躍した熊谷守一の作品を集めた豊島区立熊谷守一美術館があり、そこでその面影を知る事が出来ました。有楽町線の千川駅の近くには粟島神社や千川上水公園がありました。水の少ない台地の上での農業は用水に助けられ神社での雨ごい行事にもつながっていました。
世界を知る
新型コロナの新しい変異株XCE型が広まり始めたことで、再度感染の拡大が懸念されます。正月に地震災害を受けた能登半島で震度5弱の地震が発生。9月の豪雨災害もあって復旧が遅れている中で地元の人々は不安を感じています。日本の近代産業発展の1つ繊維産業で相次ぐ繊維産業から撤退というニュースは産業史の1ページが終了したことを示すものです。臨時国会が始まりました。少数与党の現政権がこれからどのような政権運営をしていくのかが注目されます。COP29が閉幕しましたが各国の利害をうまく調整することが出来ずに終わったような感じがしました。イスラエルとヒズボラの停戦が実現しました。戦火を止めることが出来るわけですからガザやウクライナへもその動きが波及してほしいものです。トランプ次期大統領の閣僚指名の中身を見てトランプ親衛隊的な状況になっていることが分かりました。教育や医療でどのように変化しているかを見てみました。今、世界ではポピュリズムの動きが野火のように広がっています。トランプ氏がなぜ多くの支持を得たのかその理由を考えてみました。
世界を知る
ハマスとヒズボラと戦うイスラエルですが、国連安全保障委員会で停戦の決議案が出されましたがアメリカが拒否権を行使して実現しませんでした。一方でアメリカはヒズボラに対して停戦案を提示し了承をされました。ネタニヤフ首相が受け入れるかにかかっています。そのネタニヤフ首相は国際刑事裁判所から戦争犯罪の疑いで逮捕状が出されました。今後どうなるのでしょうか。日本の財政はかなりひっ迫してきています。そんな中新たな補助金を出したり国民民主党の要求を取り入れようとしています。将来の私たちに負担を強いるものになるのではないかと考えます。アメリカの大統領選挙と兵庫県知事選挙でSNSの活用が話題になりました。情報の取得方法が多様化する中で何を考えていかなければならないかを考えました。中国経済が低迷する中で、国内で多くの被害者を出す殺傷事件が多発しています。中国国内で何が起こっているのか。その原因になっているのはどのようなことがあるのかを調べてみました。共産党一党支配という権力主義国家で起こっていることを私たちが簡単に批判することは出来ませんが、住みやすい国造りを願うのは全世界共通の考えなのではないでしょうか。アメリカではトランプ氏が次期政権の官僚を指名しています。中には問題が多い人もいて、さっそく司法長官候補の人が辞退することになりました。トランプ氏の崇拝者的な人が多いのが心配するところですが、実際に大統領になった時にどのような政策を打ち出してくるのでしょうか?
モゲ散歩
今回は駒込駅周辺を散歩しました。前回の上中里で回ったお寺の末寺や域外地蔵堂などもあり関連するものもたくさんありました。駒込駅は武蔵野台地の縁に存在する駅で新宿寄りの北口・南口はホームから階段を上って行きます。しかし東口は階段を下がって改札口に行きます。その差は10m以上もあります。今度通過するときにでも見てください。駅の北側にある公園にソメイヨシノが植栽されている所があります。江戸時代後期、この地(染井村)には多くの植木屋さんがいました。この植木屋さんが桜の新品種を開発します。オオシマザクラとエドヒカンザクラを交配したものです。葉より先に薄桃色の花が咲く桜。吉野桜と区別するために染井の名を取ってソメイヨシノとしました。その説明する碑のある公園です。近くの妙義神社は太田道灌が戦勝祈願した神社ですがそこにある狛犬は可愛い猫の姿をしていました。江戸時代この地には津藩藤堂家の屋敷がありましたが、その裏門を移築したという公園があります。巣鴨の駅の近くには徳川慶喜が明治時代住んでいた屋敷跡がありました。近くの大鳥神社では翌日の二の酉の準備で大量の熊手を飾っている所に出会いました。最後に木戸孝允の屋敷があった木戸坂を歩いて今日の散歩は終わりました。
世界を知る
この一カ月にフィリピンに上陸した台風は5つ。大きな被害をもたらしています。海面水温の上昇が原因と云われています。そういった温暖化を止めるために毎年開かれるCOP(国連気候変動枠組条約締約国会議)。今年は29回目ですが首脳の出席が少なく、代表の離脱も見られます。快適な宇宙船地球号の維持のために全ての人々が協力しなくてはならないのに・・・。政治面でも色々な動きがありました。第103代総理大臣に石破茂氏が就任しましたが先行きを見通すのは難しい状態です。次期アメリカ大統領トランプ氏も新しい閣僚を次々に発表しています。トランプ氏の考え方を全面的に支持する彼ら。議会の承認を得なければなりませんが、上下院とも共和党が過半数を占める中で止める手立てはないように思えます。北朝鮮兵がウクライナ侵攻で実戦に投入されました。この派兵は今後世界で発生する戦闘に大きな影響を与えるものです。どのような結果になるのかが心配です。同様に戦闘が止まらないイスラエルとハマスやヒズボラとの問題は解決の道が見えてきません。アメリカ大統領が代わるなかでその先行きはさらに不透明となっています。
モゲ散歩
今日の散歩は秋らしい優しい陽の光の下で行うことが出来ました。上中里駅からスタートです。ここは江戸時代日光街道が通ってたところです。この街道沿いに徳川家縁の神社仏閣がいくつもあります。三代将軍家光の病気平癒を願って建立された平塚神社とその別当となった城官寺、五代将軍の母桂昌院が参詣した無量寺、正岡子規が静かな所に墓を建てたという大龍寺、病気平癒を願って山門の外に建つ石造りの仁王像に赤い紙を貼る風習が今でも残る東覚寺といろいろな見どころがあります。山門や屋根瓦に葵の紋が見られる所も多くありました。今日の一番の見どころは旧古河庭園です。明治時代の元勲陸奥宗光の西ヶ原別邸を古河財閥が購入し迎賓館に仕立てたところです。建物はジョサイア・コンドルの設計した石造りの洋館と洋風庭園、一段下がったとこ心字池を中心にした和風庭園があります。洋風庭園では秋バラが見ごろでした。