モゲ散歩
- 教養・スキルアップ
今日の散歩は世田谷の南部を歩きました。天気も良く気持ちの良い気候の中で歩くことが出来ました。
集合は東急大井町線の九品仏駅です。ここは多摩川の右岸の河岸段丘上に位置します。室町時代の後期にはここに世田谷城の吉良氏が支城として作った奥沢城がありました(今でも土塁の跡が見られます)。江戸時代になってその跡地に作られたのが九品仏で有名な浄真寺です。江戸名所図会に描かれている姿そのままに今でも穏やかな姿を見ることができます。山門を入ったところには三途の川がありそこを渡った所に大きな閻魔様が安置されていいます、横には脱衣婆なども見られます。仁王門も立派でした。その先には9つのそれぞれ違った印相の弥陀如来が三体ずつ三つの仏殿に安置されています。今は平成~令和にかけての大修繕の途中なので4つの阿弥陀仏を見ることが出来ませんでした。本堂にある阿弥陀如来や天井画も素晴らしいものでした。周りにあるイチョウの黄葉は進んでましたが紅葉はまだだでした。次に訪れたのは宇佐神社です。平安時代、安部一族を討伐するために派遣された源頼義がこの地に来た時に瑞雲を見て戦いに勝利したことから、この地に宇佐八幡を勧進したことが始まりと言われています。この神社の裏には古墳があります。実は多摩川の北側の武蔵野台地の段丘上には河口から上流に向かって数多くの古墳を見ることができます。今回の散歩の最終目的地になった野毛大塚古墳もその一つで立派な前方後円墳でした。その途中にも狐塚古墳、御岳山古墳などもありました。ここにはもう一つの見どころの等々力渓谷があります。武蔵野台地を浸食してできた渓谷で鬱蒼とした木々に囲まれた渓谷になっています。残念ながら大雨の影響で倒木があってコースの中央部分が閉鎖されているので一部しか歩けませんでした。この渓谷の入り口には等々力不動尊があります。平安時代末期に「役の小角」が霊夢を見て作った不動明王を根来寺の高僧が武蔵の国に祀れと言う夢を見てこの地に祀ったと伝えられています。この渓谷に轟轟ととどろく滝があったことが霊地であると感じたのだそうです。その音から等々力という地名が出来たとも言われています。このような場所を歩いたのが今日のコースです。

