世界を知る
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東京都は16年ぶりに11月にインフルエンザ流行警報を出しました。インバウンドの影響もあり普段なら春になって流行するB型の感染も見られます。今警戒されているのはチクングニア熱と言われる蚊が媒介する感染症です。内閣府特命担当大臣である黄川田氏が根室を訪れた時に失言したことがニュースになりました。北方領土対策の担当でありながら国後島を一番外国に近いと発言をしたのです。高市首相はすぐに電話で注意したという事です。警視庁の暴力団対策課の警部が内部情報を漏洩したのではという事で逮捕されました。内部情報が相手に筒抜けであったというまるで小説の世界ではないかと思いました。安部元首相の銃撃事件の裁判が続いています。明恵夫人の上申書が読まれたり、母親が弁護側の証人として出廷したりしました。証言の中に息子の成長より献金を選んだというのがあったことがポイントだと思いました。スイスは直接民主政の国です。女性にも徴兵義務があるのではないかを問う国民投票が行われるという話題でした。11月30日に投票されます。どのような結果になるのでしょうか。12日にブラジルでCOP30が始まりました。アメリカや中国などCO2排出量の多い国が欠席する中、再生可能エネルギーの使用を増やして使用目標値を設定し、温暖化削減に反映しようという事を話し合います。しかし、30回に及ぶ会議でほとんど前進しない温暖化対策に、各国の人たちはこの会議が象徴的な役割しかないと考えている人が多いという結果が出されています。南極の氷河が急速に後退しているという事が報告されました。これも温暖化の影響でしょうか。太陽の活動が盛んになり太陽フレアの影響で地球上に影響が出るのではということでした。その影響もあって日本の北海道でオーロラの観測が出来たとのことです。●今年は熊による被害が続出しています。その為に自衛隊や警察庁が対策を考えています。自衛隊が後方支援なのに対して、警察庁は銃器対策部隊を派遣し銃で直接駆除できるように法改正しました。実際に岩手県と秋田県に派遣されました。色々問題はあるもののどのような成果を上げるのでしょうか。●高市首相にとっては国内での政治活動の正念場に立っています。党首討論、予算委員会での討論を通じて高市カラーが見え始めています。アベノミクスを踏襲したサナエノミクスを打ち出していますが、金融緩和、強力な財政出動、成長戦略を行うと宣言し、17の重点投資を行うために会議を設置しました。しかし、その方針は来年の夏に出されます。直近の政策として、まずはガソリンの暫定税率の廃止や補助金などの政策を実行します。しかし、財政的裏付けが見えてきません。一方で円安は進む一方です。高市首相が国際社会で戦っていくために、実際どのような政策を打ち出せるかに注目です。さらに政治とカネの問題や議員定数削減問題など課題は山積みです。今は高い支持率で支えられている高市政権ですが、就任10か月を超えたトランプ大統領の支持率が急落しています。政策を誤れば同様に支持を失う結果になってしまう事を肝に銘ずる必要があります。●ウクライナ関連の問題ではロシアの攻勢が強くなっています。トランプ大統領に割譲を申し出たドンバス地方がその中心です。しかし、この攻勢には大きな損失が伴っています。ロシアの兵力が十分でない部分を補うために外国人傭兵を雇用しているという情報もあり、実際にウクライナ軍に拘束された中国人傭兵の話もでています。捕虜に対するひどい仕打ちも問題にもなっています。ウクライナ側もロシアの石油施設への攻撃を行っていて、ロシア側にも大きな損害が出ていることが分かります。そのウクライナ国内ではゼレンスキー大統領の周りで汚職が問題になっていて、閣僚が辞職するという事態が起きています。ロシア、ウクライナ共に国内問題も抱えながら何時になったら停戦交渉に進めるのでしょうか。●パレスチナ地域に関しては、ガザへの攻撃が散発的に行われています。ガザに送られる救援物資が不十分で、子どもは栄養失調や感染症になってしまい毎日500人程の患者が病院に来ているそうです。病院に来ても解熱剤などの薬剤不足で満足な医療を受けることが出来ません。街でマーケットも再開したようですが。使えるお金がないため買えない人たちが沢山いるという報告もありました。またヨルダン川西岸地域でもイスラエル人の入植者に妨害され、パレスチナ人の収入源であるオリーブの収穫が急減しているという報告もありました。

