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西洋美術史の旅

ゴッホ「花咲くアーモンドの木の枝」

前回の研究所ニュースは夏休みに入る前でしたね。講座は9月、10月とやっていたのですが、月日が経つのはほんと早いものです。現在、新宿の美術館でゴッホの展覧会をやっています。今回は講座の皆さんと出かける予定は立てていませんが、そのようなギャラリー訪問も行っています。さて、この絵です。ゴッホの作品にしては「穏やかさ」と「やさしさ」に溢れているように思いませんか? それもそのはずで、弟テオに息子が誕生して(フィンセントというゴッホと同じ名前がつけられました)、それを祝福して描かれたものなのです。精神的な発作に苦しみ不幸な晩年だったとされるゴッホですが、こんな絵も残しているのですね。

(隔週火曜午後「西洋美術史の旅」)

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